屋根を考える

その1 屋根材

  •    今は粘土瓦が主流です。メリットはデザイン性に優れ耐久力があります。デメリットは工事費が高めであることと重量があるため耐震性は他より劣ります。
  • ガルバリウム鋼板   アルミ亜鉛合金めっきで作られた鋼板で従来のトタンより錆びに強いです。メリットは耐水耐火性に優れ、比較的緩勾配でも施工できるので様々な屋根に対応できます。デメリットは断熱性防音性が低いのでいずれも室内側での対策を考えた方が良いでしょう。
  • スレート系   カラーベストやコロニアルなどとよばれる軽量な屋根材でメリットは耐震性が高く工事費が安いです。デメリットは耐久性や防水性が低いのでコケやカビが発生しやすいの他屋根材に比べメンテナンスの必要性は多めです

その2 屋根形状 

  • 外観のイメージが左右されるので悩むポイントだと思います。外観デザインはもちろんですが太陽光発電をどうするかやその土地の気候に合った形状を選ぶことも建物を永く保つために検討したいところです。
    〇メリット〇
    雨漏りしにくい、メンテナンス費用が少ない、屋根裏空間利用できる、ソーラーパネルが設置しやすい、全ての屋根材が対応可能
    ●デメリット●
    妻側の外壁がいたみやすい、外観に個性がでにくい
    〇メリット〇
    落ち着いた雰囲気、耐風圧に優れる、耐久性がある、傾斜制限の土地にも有利
    ●デメリット●
    コストがかかる、ソーラーパネル設置が不向き、雨漏りの心配がある
    〇メリット〇
    屋根工事の費用がおさえられる、ソーラーパネルの設置に一番適している、雪が溶けやすい、室内空間利用が幅広い
    ●デメリット●
    壁面積が増える為壁工事コストがかかる、雨風により外壁が劣化しやすい

その3 屋根勾配

急勾配のメリットは雪や雨水や埃などがたまりにくい為耐久性に優れ、外観の見た目もおしゃれにみえます。室内も高さがとれるので小屋裏収納やロフト設置も便利です。デメリットは風の影響を受けやすいことと工事費が高めです。

緩勾配のメリットは風の影響を受けにくく工事費が抑えられます。デメリットは雨漏りしやすいこと対応できない屋根材があることです。

よって全体のバランスを考え中間の勾配がおすすめです。